【NASDAQ100未来予想図Ⅱ】毎月5万/7万/10万とリアルな金額を積立投資したら10年後・20年後・30年後にはいくらになっているのか?をモンテカルロシミュレーションしてみた

投資戦略

ナスダック100はこれからも長期的な成長が続くと予測されています。

前回の動画で毎年360万円、最速5年で新NISA枠1800万円を埋めた場合のモンテカルロシミュレーションを紹介しましたが、視聴者様からこんなコメントを頂きました。

「ちょっと現実味では1800万の月30万は厳しいので毎月5000円から20万くらいで再度作成頂けると参考になります」

コメントを頂いた視聴者様、誠にありがとうございました。

確かに毎月30万円という大金を5年間投資するなんて難しいですよね。

投資は余剰金でするっていうのが基本です。

月に30万円も投資に全振りできる人って世の中にどれだけいるんだろう?

まして30代、40代、50代なんて教育費にもお金がかかってくるので、結構難しい気がします。

私も年間新規で360万円を投資にブッコむほど余裕はありません。

特定口座のお金を移行するなどをして埋めていくつもりなので。

という事で今回は、年間60万、月平均で5万円、年間84万円、月平均で7万円、年間120万円、月平均で10万円のモンテカルロシミュレーションを行い、ナスダック100の未来予想図Ⅱを紹介します。

早速ですが一つの結論です。

毎年60万円、月平均5万円ですね。

これを30年継続し、新NISA枠1800万円をナスダック100で埋めたら、30年後の評価額は2億6千万円です。

これはITショック、リーマンショック、コロナショック、利上げショックの4つの暴落局面を含んだ1000パターンの未来の中央値です。

だから決して夢物語のパッパラパーではなくて、超現実的な数字です。

ただし未来は誰にも分かりませんので、今回の動画もまだエンターテインメント感覚で見て下さい。

だけど長期投資を続けると覚悟を決めたなら、夢を見ることも大事です。

そうでなければホールドできません。

インデックス商品を持ち続けるって初心者がやることだ!と思っていませんか?

そんなことはありません。

インデックス商品を持ち続けることができる人は投資の達人です。

それができた人がお金持ちになっていくんです。

だから一緒にホールドパワーを上げて、一緒にお金持ちになる夢を叶えましょう。

そんなお手伝いができるチャンネルになれれば幸いです。

それでは行ってみましょう!

NASDAQ100未来予想図Ⅱのシミュレーション条件

今回もまたモンテカルロシミュレーションで未来予想図を創り出します。

まず、モンテカルロシミュレーションとは何か?から簡単に説明します。

これは、ランダムな要素を使って、将来のある事象を予測する方法です。

投資の世界では、市場の変動をシミュレートして、将来の投資収益を予測するのに使われています。

今回のシミュレーションでは、ナスダック100の過去39年分の年間リターン率を使用します。

各年において、ナスダック100の過去のリターン率からランダムに一つを選んで、その年のリターンを計算します。

これを30年間繰り返します。

投資金額は年間60万円、84万円、120万円を投資し、新NISA枠の1800万円近くで追加入金はストップします。

シミュレーションを1000回実行し、その結果から、投資の推移を予測していきます。

これで1年目から30年目までの各年の投資の推移が得られます。

これにより、投資の中央値、上位20%の中央値、および下位20%の中央値の推移を導き出します。

これで平均的な結果、楽観的な結果、そして悲観的な結果のシナリオを示すことができます。

NASDAQ100未来予想図Ⅱ 毎月5万円の投資

まずは年間60万円、月平均で5万円です。

この金額であれば毎月クレジットカード決済(2024年3月から10万円まで可能)ができて、ポイントもお得にゲットできる範囲ですね。

シミュレーションの条件上、年初一括で60万円を投資したと仮定していますのでその点だけご留意ください。

1年で60万円をブッコむわけなので、1800万円が埋まるのはちょうど30年後ですね。

30年後の全体の中央値は普通の結果、平均的な結果と考えて下さい。

そして上位20%の中央値、これは楽観的、ポジティブ思考で考えたときです。

下位20%の中央値、これは悲観的、より安全に見た結果と言えますね。

この間の1年後、2年後、3年後、4年後、5年後、10年後、20年後、30年後の中央値をすべて紹介します。

結果がこちらです。

まず過去と同じような成績と考える全体の中央値の1年目は68万1254円、2年目は152万8134円、3年目は246万6249円、4年目は349万6986円、5年目は472万5404円、10年目は1360万5020円、20年目は6584万3820円、30年目は2億6252万7200円です。

上位20%、楽観的に考えれば、30年後は7億8722万4400円、悲観的に考えたら9090万8340円となりました。

悲観的に考えても1億円近くまで行きます。

どうですか?

ナスダック100投資を続けていく勇気が出ましたでしょうか?

こちらが結果を折れ線グラフで示したものです。

一番上のラインが楽観、真ん中が普通、一番下のラインが悲観です。

まず視覚的に理解できることは複利の効果で時間が経てば経つほど、ライン間の差が拡大しているという事がハッキリと分かります。

そして赤の点線ラインは1億円のラインです。

楽観でも、普通でも、悲観でも30年のうちにどこかで資産1億円近くを達成できる可能性があるということを示しています。

楽観で考えれば投資を始めてざっくり17年目以降に、普通でも23年目以降、悲観でも30年愚直に続ければ億り人になれる可能性があります。

つまり毎月5万円相当の年間60万円でも1億円は夢ではないということが示唆されます。

1億円に到達したらナスダック100から高配当株などに乗り換えることを選択しても良いですよね。

「そのまま10億円を目指すんじゃ」と言う人はそのままナスダック100を持っておけば良いと思います。

NASDAQ100未来予想図Ⅱ 毎月7万円の投資

続いて年間84万円、月平均で7万円です。

必死のパッチで残業をして投資をするパターンですね。

こちらもシミュレーションの条件上、年初一括で84万円を投資したと仮定していますのでその点だけご留意ください。

1年で84万円をブッコむわけなので、1800万円近くに行くまでは約21年ほどかかります。

計算上、1800万円をきっちり埋めるのではなく1764万円にしていますのでお許しください。

結果がこちらです。

まず全体の中央値の1年目は95万3756円、2年目は213万7973円、3年目は345万205円、4年目は492万9882円、5年目は656万8150円、10年目は1924万8525円、20年目は7457万8395円、30年目は2億6317万3919円です。

上位20%、楽観的に考えれば、30年後は8億474万1056円、悲観的に考えたら9967万7850円となりました。

NASDAQ100未来予想図Ⅱ 毎月10万円の投資

続いては「毎日梅干し生活だ!」と節約大魔王で投資を続けていく人です。

こちらもシミュレーションの条件上、年初一括で120万円を投資したと仮定していますのでその点だけご留意ください。

1年で120万円をブッコむわけなので、15年で1800万円に行きます。

毎月10万円でも15年かかることを考えれば新NISA枠って結構大きいですよね。

結果がこちらです。

まず全体の中央値の1年目は136万2508円、2年目は300万6053円、3年目は489万8006円、4年目は703万5015円、5年目は954万7881円、10年目は2485万1696円、20年目は9255万9774円、30年目は3億2955万9101円です。

上位20%、楽観的に考えれば、30年後は10億3686万1192円、悲観的に考えたら1億2767万9551円です。

毎月10万円相当をナスダック100にブッコむと悲観でも億り人です。

凄すぎませんか?

以上3つの現実的なシミュレーションの結果をご紹介しましたが、これはあくまでも机上の空論、皮算用です。

未来なんて誰にも分かりません。

そしてインデックス商品を持ち続けることができる人は投資の達人です。

しかしそれがいかほどに難しいか?

投資を続けていく事はマラソンと同じです。

つらくながく険しい道のりが待っています。

ゴールに向かってひたすら走り続けていてもゴールがなかなか想像できないことだってあります。

たとえばこんな未来が待っていたらどうしますか?

NASDAQ100未来予想図Ⅱの最悪のパターンシミュレーション

今年から年間120万円の投資を始めたとします。

積立を開始して5年間は絶好調の相場が到来し、資産は楽観的観測のさらに上を行きます。

しかししかーし、

6年目から8年目までITショック大魔王があなたを襲います。

ITショック大魔王の攻撃が終わっても9年目からリーマンショック大魔王があなたを襲います。

もう最悪のパターンです。

ITショックからのリーマンショックなんてどれだけ不幸なんだと。

しかし、そんな相場を耐え凌ぐと絶好調の相場が到来します。

この場合の15年後の評価額はいくらになっていると思いますか?

結果がこちらです。

まずは年間のリターン率が山あり谷ありです。

1年目から5年目まではまさに絶好調。

しかし6年目から9年目まで4年間にわたって大魔王の暴落攻撃を食らい続けます。

しかし10年後からは急回復。

もはやジェットコースターを超える絶叫マシーンです。

そして元本と評価額の推移がこちらです。

5年目の元本は600万円ですが評価額は3350万円と5倍以上、損益はプラス約3000万円です。

「株式投資なんて余裕のよっちゃんだぜ」と言っているかもしれません。

しかし、そんなあなたに鉄槌です。

6年目から暴落が始まり、9年目には元本1080万円、評価額は550万円まで急降下。

損益はマイナス500万円になりました。

5年目のてっぺんからなんと2500万円も評価額が減っています。

もう生きた心地はしないかもしれませんね。

しかしそんなあなたに光が差します。

10年目から嘘のように市場が急回復。

15年目の元本は1800万円、評価額は8700万円、損益はなんとプラス7000万円にもなりました。

これは暴落局面でも鉄のメンタルで買い続けたことが要因ですね。

しかし、暴落の間はSNSやネットで専門家やインフルエンサーがあなたを狼狽売りさせようと誘ってきます。

「まだまだ下がる」

「今しかない。早く売れ」

「アメリカはもう終わった」

などなど多くの暴落煽りを食らうことになるでしょう。

しかし長期投資家はそんな誘惑に負けてはいけません。

負けたらさきほどの結果のようになりません。

マイナス500万円で売ってしまうとその時点で損が確定します。

だからこそ長期投資家は自分が信じるものをバイ&ホールドです。

長期目線で投資を続けていきましょう。決して暴落煽りに負けてはいけません。

わたしはナスダック100をバイ&ホールドしていきます。

左の写真は2032年までのナスダック100の予測です。

数字は参考にはなりませんが、今後もナスダック100は伸び続けていくという予測です。

そして2024年の強気のシナリオとしてナスダック100が20000ポイントを目指す可能性を示唆しています。

ただし、大型株への依存が大きいんですがビッグテック株は25%の上昇が予測されており、その結果、ナスダック100が20000ポイントのマイルストーンに到達する強気の見通しが述べられています。

そしてウォーレン・バフェットもこう言っています。

「私たちのお気に入りの保有期間は永遠です」。

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